ギットラボのプロダクト開発を推進するエンジニアリングの中心には、リナックスの生みの親であるリーナス・トーバルズが考案した「ギットワークフロー」がある。
このプロセスでは、コンピューターコードを書く担当プログラマーがコードを「フォークする」(コピーする)ため、他のユーザーを妨げることなく作業できる。作業後には「統合要請」を出して、古いバージョンを新しいものに置き換え、別の担当者が新しいバージョンを使えるようにする。
このプロセスは、分散化された非同期での作業が持つ可能性を、2つの構造と組み合わせている。協調が失敗するリスクを洗い出す構造と、決定権を明確にする構造である。