メタ分析による検証で、教育水準と仕事のパフォーマンスは相関性が低いことが立証されて久しい。
仕事の潜在能力を測るには、学位よりもむしろ知能スコアのほうがはるかに適していることが、調査からわかっている。大学の学位を持つ候補者と知能スコアの高い候補者のどちらかを選ぶとすれば、たいていの仕事、特に継続的に考え学ぶことが求められる仕事において、後者のほうが前者よりも有能であると期待できる。学校での成績は候補者がどれくらい勉強してきたかを示すことにはなるが、知能テストの成績には、彼らの実際の学習能力、判断力、論理的思考力が反映される。