AWSは2014年に、AWS Lambdaと呼ばれる「サーバレスコンピューティング」プラットフォームと共に、サーバーレスへの取り組みを開始した。
AWSのEC2などの「通常の」クラウドサーバーは、事前に割り当てられなければならず、使用の有無にかかわらず時間単位で課金される。AWS Lambdaは要求に応じて簡単に割り当てることが可能で、呼び出された要求回数のみで課金される。Lambdaは驚異的に安価だ:1リクエスト毎に0.0000002ドルと、1Gのメモリを利用して1秒計算する毎に0.00001667ドルが課金される。またEC2の場合には、もし容量制限に達した場合には、ユーザー自身がサーバーのサイズを増やす必要があるが、Lambdaの場合には負荷に対応するために手作業を介することなく無制限に拡張される。また、EC2のインスタンスがダウンした場合、開発者は問題の解析と再起動に責任を負うが、あるLambda呼び出しが死んでも、別のLambdaが代わりに実行されるだけのことだ。