価格レンジが150~250円のとき、その間の値決めをどうするかによってお客さまの購買行動は誘導できると思うのです。例えば、オープニングプライスポイント(OPP、カテゴリーで最も低い価格帯)・グッド・ベター・ベストというピッチで値決めする中で、ベストとベターのピッチを狭くしたら、ベストの250円がリファレンスポイント(基準点)となって、ベターの商品が売れます。逆に、ベターとグッドのピッチをグッドとOPPのピッチより狭めたらベターがリファレンスポイントになり、グッドが売れます。
つまり、お客さまは価格の絶対値によって決めるのではなくて、何かを参照点にして、それと比較して意思決定する性質があるわけ。