『燃えよドラゴン』のブルース・リーの名言。「考えるな、感じろ」という言葉があります。これも国際的にすごい有名な言葉になってますよね。
なんで、これが有名になってるかというと、もちろんその映画自体もいいです。ただ、この言葉自体の「考える」と「感じる」というのが、内容として反対のことが入っているがゆえに心を動かしやすくなってるという。
これで言うならば、本当は意味としては「感じろ」と言えば、それだけで内容は伝わるわけです。「考えるな」と言わなくても、意味として、「感じろ」ということだけを言えば伝わるにもかかわらず、反対の言葉を入れているがゆえに、言葉としてより伝わりやすくなってるし、聞いた人の気持ちを動かしやすくなっている。
同じように「美女と野獣」もそうですね。この言葉、正反対の言葉が入っているがゆえに、人の記憶に残りやすい。そんな言葉になってるんじゃないかと。