Arduinoは開発環境が固定されています。まず開発に際して必ず母艦となるデスクトップPC(またはノートPC)が必要です。OSはWindows/macOS/Linuxのいずれでも構いません。そしてArduino IDEという専用の開発環境をインストールして開発します。開発に際してはProcessingという言語を利用します。言語体系としてはC言語に似ています。
対してRaspberry PiはOSがLinux(Rasbianなど)であり、一般的なPCに対してCPUやメモリは劣るもののデスクトップPCと同じように利用できます。初期設定としてSDカードにOSを準備する必要があります。このSDカードを作る際には別なコンピュータが必要です。
Linuxということもあり、利用できるプログラミング言語に制限はありません。省スペックな環境であることを加味するとCやC++といった言語の利用が望ましいですが、プロトタイピング(試しの開発)の時にはPythonやNode.js、mRubyなどの言語で開発することも少なくありません。