どれほど広告予算を注ぎ込んだところで、Amazonの自社ブランドの優先表示をやめさせることはできない。ブラックフライデーやサイバーマンデーのような大きな集客が見込める時期だけでなく、Amazonが設定するプライムデーでもAmazonの自社ブランドは検索結果やおすすめ商品で目立つように表示される。Amazonの商品が優位になり、ほかのブランドは大きなハンデを背負っているのだ。さきほどの旅行カバンのように、通常の検索結果でもAmazonは自社ブランドに出資している。旅行カバンを検索したときに表示されるスポンサープロダクトは1行すべてがAmazonベーシックのカバンとなっており、いうなれば自作自演の状態だ。