2016年に「ビビディ・バビディ・ブルック」と名乗る女性がオンライン上で、ミッキーマウスの耳をかたどったカチューシャ(色はローズゴールドでラメ入り)を売り出して、大人気を呼んだことがあった。
この時、ディズニーは販売を差し止めようとしなかった。それをやる法的な権利があったにもかかわらず、だ。そして、ブルックのカチューシャを真似した商品を売り出したのだ。その公式版カチューシャはたちまち売り切れた。ブルックは真似されたことに怒ることなく、「新商品にはいつもわくわくする」とコメントしている。
こうして、双方にとって好ましい結果になった。ブルックはビジネスを続けられたし、ディズニーはコストをかけずに新商品を開発できたのだ。