いま世界のほぼすべての国で、いわゆる『日本モデル』と呼ばれる、ひとりで生きることがトレンドになっています。いまはひとりのほうが生き残りやすいのです。だから若者たちが結婚したとしても、たいてい長続きしません。

この『日本モデル』には経済的な根拠があります。働く独身は、広い家を持ったり家族を扶養したりするためにお金を使わなくていい。

日本人の4割は性体験が一度もないという統計も納得がいきます(20歳未満では80%、20〜24歳では40%、35〜39歳ではほぼ10%)。

他の国々もこの『日本モデル』に徐々に移行しつつあります。若者たちは、この競争社会で仕事に最大限に集中し、家庭やそれに付随する社会のつながりには最低限の資金と時間を割いています

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