・男性脳は、身体拡張感覚が強い。車や道具を、自分の身体の一部のように扱う感覚が鮮明なのだ。タイヤが小石を踏んだら、まるで自分の足で踏んだようにリアルに感じる。
・彼らの脳は、仕掛けのある機構に夢中になる。「仕掛けのある機構」=メカや道具が手に入ることこそが、脳の憧れなのだ。
・身体拡張感覚の強い男性脳は、妻をも、そのように感じてしまうのである。自分の身体の一部のように。だから、褒めないし、お礼も言わないのだ。自分の腕に「よくできたね」と言わないように、自分の心臓に「毎日、ありがとう」と言わないように。
・夫の脳が、妻を「秀逸な道具」だと思い込んでいるので、それを果たさないときに腹が立つからだ。切れるはさみだと思っていたのに、今日突然切れなかったら、腹が立つでしょう? それと一緒だ。