真菌感染症は、ヘビ、魚、サンゴ、昆虫などの種を死滅させることが知られている。
近年、ツボカビ(chytrid)が原因のカエルツボカビ症(Batrachochytrium dendrobatidis)と呼ばれる真菌感染症が世界中の両生類の個体数を減少させており、一部の科学者はツボカビが500種以上の両生類の個体数減少の原因になっていると推定している。これは科学的に知られている両生類のうち、およそ16種に1種の割合に相当する。
「ちょっと古い話になりますが、スティングの『Every Breath You Take(邦題:見つめていたい)』という曲を知っていますか? 人間は息をするたびに、100個から70万個の胞子を吸い込んでいるんです。真菌は国際宇宙ステーションにも進出しているし、どこにでも存在しているのです」