「脳の更新時間は15秒なので、私たちは最新の映像を見ているのではなく以前の映像を見ていることになります。要するに、時間をかけて映像を平均化させることで、知覚を安定させているというわけです。これはちょうど、15秒ごとに映像を1つに統合して日常生活の風景を効率的に処理できるようにしてくれるアプリが脳にインストールされているようなものです。もし、私たちの脳が常にリアルタイムに情報を処理していたら、私たちの世界は光と影と動きが絶えず変化し続けるカオスな光景になってしまうでしょう」
私たちが見ている映像は「過去15秒間のダイジェスト」との研究結果、脳が膨大な視覚情報を効率的に処理できる理由が判明