演劇の世界に「幸運なことに、不運なことに」(Fortunately, Unfortunately)という即興ゲームがある。これは、一人の役者が「幸運なことに」(fortunately)という言葉で物語を始める。たとえば、「幸運なことに、地面に100ドル札が落ちていました」と言う。すると、次の役者が「不運なことに」(unfortunately)という言葉で、物語の続きを語る。「不運なことに、それを拾おうと屈んだら、ヘルニアになってしまいました」といった具合だ。そうして、交互に物語をつないでいく。
このゲームは、逆境の中にチャンスが隠れていることを思い出させてくれる。