臨界融合頻度とは、点滅している電灯の光がもはや点滅していないように見える境界値の頻度です。臨界融合頻度が高い動物なら点滅の速度が速くても光のちらつきを感知できますし、臨界融合頻度が低い動物には同じ光源が持続光にしか見えません。

人の臨界融合頻度は60Hzです。それよりも高い頻度で点滅している光、たとえば200Hz以上のAC用電球などは私たちには持続光にしか見えません。でも人間よりも高い臨界融合頻度を有する動物たちもいます。クロバエの仲間には300Hzの臨界融合頻度のものもいます。彼らにとって、この世界は1秒あたり300フレームで推移しています。もっと遅い生物もいて、ヒトデ(彼らにも目はあるんです)は1秒あたり1フレーム以下、深海魚の仲間は1秒あたり10フレーム以下です。

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