たくさんの人々はどの大学を出たか、あるいは 大学を出たかどうかということについて、何かしらの不安を抱えている。 この状況の悲劇は、 自分が行きたいと思った大学に行けなかったことで、自分が何かしら欠けているように 感じてしまうということだ。 大学はこの点では会員限定のクラブみたいなものだ。 そういうクラブの会員になることは、多くの場合たったひとつの利点しかない。 会員になれなくて残念だと思わなくて済む、ということだ。 中に入れないと、入れたらどんなに素敵だろうと想像することしかできない。 でもそういう想像は、現実よりも常に大きくなるものなんだ。