なぜ6Kの映像を撮影する必要があるのかと、疑問に思うかもしれない。それは6K画質の映像を編集できる設備があれば、ポストプロダクションの段階でより柔軟な編集が可能になるからだ。画質を下げずに映像をクロップしたり、ズームしたり、動きを追跡したりできるのである。
予算のない、あるいは少ないプロジェクトでは、こうした柔軟性を得るために4K画質で撮影し、1,080pの解像度で書き出す方法をよくとっている。だが、同じ作業をするにしても6K画質で撮影できれば、編集の柔軟性を保ちながらも、現時点で多くの人が視聴可能な最高の解像度で映像を書き出せるというわけだ。