1975年小田和正はまだ早稲田大学大学院生だった。

“建築の道に進みたかった。大学院まで行ったからね。そっちへ進めば収入も安定してるし。その一方で音楽のプロになることを諦めていいのかという自問をしている自分もいた。負けてたまるかという気がしたし、音楽が本当に好きだった”

1975年12月、大学院修士論文の発表を終えた小田和正は、ライヴのトークで“今日、ぼくは建築とお別れしてきました”と語った。

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