「失敗談を教えてください」という質問は、「あなた自身について教えてください」「なぜここで働きたいのですか」とともに、求職者が最も恐れる面接の質問の一つだ。
取り返しのつかない最大の失敗を明かさなくてはならないのか。
答えは「ノー」だ。あなたの自己防衛本能は正しい。採用担当者が最終的に求めているのは、失敗そのものよりも、「そこから何を学んだか」「その知見をどのようにして生産的なアプローチに変えたか」ということだ。
求められているのは、失敗の結果を強調する「何をしたか」「何を損なったか」「何に損害を与えたか」というエピソードではなく、「何に気づいたか」「何を理解したか」「何を準備したか」といったエピソードであることが多い。
そうしたエピソードを見つけるには、失敗から探そうとしてはいけない。新たな発見や気づき、軌道修正、改善した瞬間を探すことから始めるのだ。