やる気の正体は「エンドカンナビノイド」という物質だ。
エンドカンナビノイドは内因性カンナビノイドとも言われる脳内マリファナ類似物質。植物性のカンナビノイドが大麻だとすると、こちらは自前で作る生理活性物質。
「エンドカンナビノイドは運動によって作り出されることが分かっています。この物質がCB1受容体という受け皿にくっつくことでやる気スイッチが入ることも確認されています。
長時間走っているときに得られる高揚感はβ -エンドルフィンという脳内物質が分泌されているからだとこれまで考えられてきましたが、最近の研究では、エンドカンナビノイドの方が高揚感を生み出す因子ではないかといわれているのです」