20年ほど前から、親しい友達(家族を含む)の数が、その人の心身の健康度を予測するうえで最も信頼できる指標なのではないか、と考えられるデータがいくつも出ていました。親しい友達の数で余命も予測できるという人までいます。
親しい友人の数が約5人だと、うつ病の発症が最小化されることがわかりました。親しい友人の数が2〜3人でも、7〜8人でも、発症の傾向は強まったのです。
親しい友達の数や友情の質といったもので、生存率が最大で50%も引き上げられることがわかったのです。これほど大きな効果のある要因は、ほかに「禁煙」だけでした。友人が多ければ多いほど、病気のリスクは減り、長生きもできるのです。