「ユニクロ」や「無印良品」など定番の継続商品が多い開発型のSPAの場合、低コストに大量生産するから全量完成まで長い期間を要し、生産地の倉庫に完成品を積み上げて消費地倉庫への出荷時期を待つ。
倉庫費用は生産地の方がはるかに安いからで、販売時期が近づくと消費地倉庫へコンテナで移送していく。初期投入分は仕分けてスルーで店舗に出荷するが、補給分は消費地倉庫に棚入れする。
「ユニクロ」は消費地倉庫60%、店舗40%、「無印良品」(良品計画単体)は消費地倉庫67%、店舗33%。
在庫回転は極めて低く、国内ユニクロで2.56回、良品計画で2.22回転にとどまっている。