梅田阪急はラグジュアリーブランドや宝飾品の販売に圧倒的な強みを持つ。23年3月期の売り上げのうち64%が識別顧客(カード会員など)によるもので、そのうち年間100万円以上購入した顧客が40%。
一方で梅田阪神は、食品の売り上げが全体の4割(百貨店の平均が2~3割)と、圧倒的な強みを持つ。地下1階の飲食店街「スナックパーク」では、500円以下でいか焼きやラーメンを食べることができ、庶民の憩いの場になっている。
この2店、売り上げは梅田阪急が圧勝だが、年間(23年3月期)の入店客数で見ると、梅田阪急が3565万人、梅田阪神が2916万人と、なかなか良い勝負だ。