大山は1957年から1967年までの約10年間、タイトル戦に50期連続で登場し続けた。これは不滅の大記録で、2位の羽生善治九段でも「23期」であることから、その凄まじさが分かる。

振り飛車を駆使した大山将棋の特徴は、強靭な二枚腰にあった。終盤で追い込まれても危機を逃れたので、「終盤が2回ある」といわれた。色紙に好んで書いた文言は《助からないと思っても助かっている》。

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