映画の話をし始めると、監督、出演している俳優の名前をすべて覚えているだけでなく、その俳優の他の出演作品もすべてエッセンスとして盛り込んでいく。
『覚える』という意味、知識を物にするという努力と覚悟はこういうことなのだと気づかされた。
単純に、「あの人」「あの作品」では説得力に欠ける上に話が薄っぺらい。
話を組み立てるために必要な『覚える』という基本行為には、さらに専門用語も理解する必要がある。その背景までも深掘りするならより覚えることは増えてくる。次々に出てくる新しい言葉に苦しみながらも、『覚える』ことがいかに本気の覚悟と実行力が必要であるかを実感した。