トマトに含まれるトマチンは、ジャガイモを貯蔵している間に塊茎から芽が出たときその芽の中に含まれるソラニンと、似た構造をもつアルカロイド配糖体です。
トマトの果実が熟して、食べられる状態になるとトマチンの量が急激に減少します。
トマチンの毒性は、半致死量は1600 mg(1.6 g)になります。
この量は完熟果実では、4000 kg (4 トン!)、熟した青い果実では、33 kg、未熟果実では3.4 kg、に相当します。中ぐらいの大きさのトマトは約100 gですから、未熟果実でも34個を一挙に食べないと半致死量には達しません。