ベンチャーキャピタルからの支援を受けたブランドは現在、コングロマリットやPE(プライベートエクイティ)企業に買収される道を探っているという。2020年から2021年にかけてのIPOの成果が思わしくない一方、昨今のM&Aも、必ずしもうまくいく出口戦略とはいえないようだ。
その好例が、ヒゲ剃り用替刃のサブスクリプションサービスを提供する新興ブランドで、ユニリーバの傘下に入ったダラーシェイブクラブ(Dollar Shave Club)だろう。2016年、ユニリーバにより10億ドルで買収されたが、その後業績が落ち込み、2023年10月に他社に売却された。