音楽ビジネスのビックプレイヤーたちは大変革を迫られているんだ。演奏権で収益を得ていた著作権団体、音楽著作権の管理や管理楽曲のプロモーションを担当する音楽出版業界は、消滅する可能性が高いと考えている。
中小企業からの広告で稼いでいたラジオなども厳しいだろう。一方、「Spotify」や「Apple Music」などのストリーミングサーヴィスは、また伸び始めているね。
音楽業界の経済的なピークは00年あたり。「Napster」などの違法ダウンロードツールが流行りだしたころだ。そのあとはずっと下がり気味で、08年のリーマンショックの影響で壊滅的なダメージを受けた。
90年代はインディーアーティストでさえアルバムを出せば契約金を前払いでもらえていたんだ。でも、リーマンショック以降はなくなった。