・暗殺教団に関して一番面白いのは、暗殺自体は彼らにとって優先順位が低かったという点だ。彼らは口先だけでない脅しの価値を理解していて、敵を殺すよりも生かしておいて支配する方を好んだ。唯一、操ることのできない敵がいるとすれば、それはもう死んでしまった敵なのだ。
・私はふとしたきっかけで、言葉の脅しに頼らずに非倫理的で口汚い人間の行動を変える方法を見つけた。ずばり、写真を撮るのだ。黙って写真を撮るという行為は、相手の命を手中に置き、未来の行動を操るのと似ている。写真を撮られた人々は、それをどう使われるかわからないので、不安な日々を送るはめになる。