動物園にいるペンギンでも、空中を漂っているカビが肺に付いて死んでしまうケースがあります。元々生息している南極などの南半球ではカビはなく、きれいな空気を吸っているからカビに対して免疫力がない。だから動物園で死ぬのは肺にカビが生えるパターンが多いんです。人間もそのカビにうつることがあって、肺にカビ入ると治りません。肺炎とは違う、カビが増えるんです。
カビは怖いですよ。一方で、昔はお餅に生えた青カビなら食べても大丈夫など、完全に取り切れていないうちに食べてしまってもかえってそういうことで免疫力がついたんです。ペニシリンもカビから作ったというように、良いカビ(もの)と悪いカビ(もの)があるんです。良いカビは麹菌やチーズ、お餅に付くような菌ですね。
今はカビが生えていると全部きれいに取り除いてから食べるから、カビを食べることがない。