ほめ言葉は言われるよりも言うほうが、より強力な社会的つながりを生み出すことがわかっている。なぜなら、誰かをほめるためには、その相手に注目しなければならないからだ。
たしかに、相手からほめられるのは気持ちがよいが、よく考えられた純粋なほめ言葉を口にするには、相手の精神状態や行動や性格、思考、感情に思いを馳せる必要がある。相手について考えることは、相手との間につながりを感じる前提条件になることが多い。このように、ほめ言葉は社会的接着剤の役割を果たし、人間同士の結びつきやポジティブな人間関係を促し、私たちをより幸せにする。