この規則には、主に次の条項が含まれています。

・忘れられる権利
・個人データの処理にあたっては、ユーザーの「明確で肯定的な同意」が必要
・自分のデータを別のサービスプロバイダに転送する権利(データ・ポータビリティの権利)
・自分のデータがハッキングされたか知る権利
・プライバシーポリシーは明確で理解しやすい言葉で説明されていること
・ルールを違反した場合、企業には高額な制裁金が課せられる

 GDPRは、EU市民の個人情報を厳格に保護するだけでなく、シリコンバレーのIT巨人たちが世界から集めた膨大な個人情報を、個人が正当な手段で取り戻し、欧州や世界のデジタル経済を民主化するという目的を含んでいます。これまで米国中心に主導された自由という名のインターネットビジネス、特にユーザーの個人データやプライバシー情報を莫大な企業利益に変える錬金術の暴走に、法的に対峙するという欧州議会の最終決断でした。

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