勝手知ったる道を行くことはもちろんできるわけですが、そうではなくて可能性を広げていくほうの道を選んでいきたいという気持はずっとあります。それを選んでうまくいかない場合はもちろんある。ただ、長い目でみると、瞬間的な損得勘定ではない選択が、多分いい方向なのだろうと思っています。
しかし一方で、そのときどきの最先端のものと自身のマッチングの問題があって、それはかなり大きな問題です。能力はあっても、その時代のものとマッチングしないと力が発揮できないケースがある。それとどう合わせていくのか。合わせ過ぎるとまた自身の個性が死んでしまうので、個性を生かしつつ小さな修正を繰り返しているということになるでしょうか。