人間は、長期にわたって回避不可能なストレス要因にさらされると、諦めることでそれに対処しようとする。自分ではどうにもならないのに、なぜ、どうにかしようとする必要があるのか、というわけだ。

 専門家はこれを「学習性無力感」と呼ぶ。嫌悪すべき状況下で、自分がどれだけ行動を起こしても、いっさい変化が起きないことがわかると、人間は受け身になり、希望が持てなくなる傾向がある。状況が変化して、自分が物事をどうにかできるようになっても、その傾向は変わらない。

更新情報知らせます はい 不要