・検閲は、情報を遮断することだと考える人も多い。が、地球上の人口よりも携帯電話の契約数が多い時代にあっては、時代遅れの考えである。
・現在のネットワーク化された公共圏では、情報が多すぎ、迅速かつ効率的に信憑性を確かめる方法がないため、混乱とごまかしを助長する目的で、意図的に虚実まぜこぜで情報過多を作り出せば、情報を効果的に抹殺できる。
・大方の予想とは違い、中国政府の検閲は、国や共産党に対する批判は削除していなかった。研究から明らかなのは、政府が速やかに削除するのは、集団行動を促す可能性のある投稿だということだった。